網膜中心動脈閉塞症(CRAO)症例その2

左網膜中心動脈閉塞症(CRAO)

50代女性

 

当院には発症後3日後に来院。

3日前朝方の発症時に、最寄りの眼科医院に受診。

すぐに網膜動脈閉塞症の疑いで、

地域で最大の総合病院に救急搬送。

当日正午ごろ、緊急手術にて

レーザー治療と眼球に溜まった水を抜いた。

 

鍼灸治療は最初の1ヵ月間は

週3日ペースで治療。

2か月目~3ヶ月目までは

週2回ペース。

その後、週1回ペースとした。

 

・治療開始20日後(治療9回目)

見えない中心部分は体感2割ほどになり

残りの今まで見えなかった部分は

鉛筆で薄く書いた感じで、

信号や、近くにいる人の洋服の色も

分かるようになった。

 

そして発症1か月後、病院にて視力検査をした時の視力は

測定不能→0,05に回復。

医師の話だと

画像診断的にはかなり回復しているとの事。

 

更に発症3か月後、

前回の0,05から0,08まで回復。

矯正視力は0,4まで出るようになった。

 

発症6か月後の視力検査では

裸眼であまり変化は無かったが、矯正視力は

0.7まで回復。

 

半年経過後も、日によって見え方に

調子の波があるという事で、

(上記の鉛筆で描いたようなモヤが体感、

なかなか薄くならないため)

まだ改善の可能性が有ると判断し、

発症後7か月経過後の現在も、

週1回~10日に1回の治療ペースで、

発症後1年経過するまで

治療予定である。